後楽園駅周辺はお金がかかる娯楽を楽しむ場所というイメージがあると思いますが、無料で楽しめるところもあります。一押しは展望台。次に駅周辺の児童公園です。児童公園は地元の子供たちが遊ぶいたって平凡な公園なので、わざわざここに遊びに来るために遠くから来なくてもと思いますが、駅から近くなので、大人のショッピングや用事に付き合ってくれた子供にご褒美として寄って遊ぶ時間をもつなどにも利用できると思いご紹介します。
<文京シビックセンター 展望室>
後楽園駅や春日駅で地下鉄を下りると、「文京シビックセンター」出口と表示があります。こちらは、地上28階(高さ142メートル)地下4階建ての文京区の区役所兼区民のための文化施設です。
低層階には文京シビックホールの大ホール(1802席)、小ホール(371席)2つのホールがあり、1999年8月の開業以来数々のコンサート、演劇、講演会などで利用されているので、区民以外の方で足を運ばれたことがある方もいらっしゃると思います。
老朽化が進んだ区役所を建て替え、今では東京23区の区役所の中で最も高い建物になったのですが、こちらの25階に無料で楽しめる展望室があります。
地下鉄と直結している地下2階からや天井の高い開放的な空間が広がっている1階ロビーから、高速シースルーエレベーターに乗って25階へ。
東・西・北側は、展望ラウンジとして公開されており、南側には展望レストランになっています。外から見ると宇宙船のようなカーブを描いて張り出すフロアがありますが、そこが展望室になっています。
山手線のほぼ中心に位置するシビックセンターは、周りに高い建物がないので、都内全体が見渡せます。文京区内にある東京大学、小石川植物園はもとより、東側には東京スカイツリー、西側には新宿副都心と富士山、北側には筑波山等を望む大パノラマが広がります。
また、地上約105メートルのところに広がる展望台ラウンジは、窓ガラスが上に上がるにつれて建物の外側に飛び出すよう設置されており、建物のすぐ下までよく見えるようになっています。なので、紅葉の季節には後楽園近くの庭園の美しい紅葉も見ることができます。
土日祝日問わず(年末年始(12月29日~1月3日)と5月第3日曜日は全館休館)朝9時から夜8時30分まで開放されているので、夕景・夜景も楽しむことができます。
<礫川公園>
礫川はれきせんと読みます。地下鉄丸ノ内線「後楽園」駅に隣接、文京シビックセンター(文京区役所)の前にある公園です。
周りを東京ドーム、後楽園アトラクションズ(ゆうえんち)・ラクーアといった大きな建物に囲まれてます。傾斜地を利用した三層構造になっている公園で、人工の滝や噴水や四季の草木の手入れが行き届いている花壇やベンチがある憩いの場とすべり台、ブランコ、砂場、鉄棒などの遊具があり、子供たちが集まる児童公園、上段には、大人の体力作りのための器具があると少し不思議な構造をしています。
陸軍の砲兵工廠跡に建設された公園で、丸ノ内線の線路寄りの少々荒れた一角に「陸軍砲兵工科学校跡」と「諸工伝習所跡」の記念碑があり、公園の奥には、戦没者霊苑もあります。また、「ハンカチの木」「はぜの木」「春日局之像」などの見どころもあります。
遊具のあるスペースは、わりと人気があり普段から子供たちが遊ぶ姿が見られます。駅や東京ドームやラクーアからも近いので、お買い物や大人の用事にお付き合いしてくれたお子さんにご褒美で寄ってあげるのにお勧めなところだと思います。
<後楽公園>
「東京ドーム」の隣り、日本庭園の「小石川後楽園」の一角にアスレチックのある遊具の広場がある「後楽公園」があります。
すべり台や砂場、カルガモの形のスプリング遊具もありますが、何と言ってもここの公園の目玉は、アスレチック遊具。以前は木製でしたが、今はプラスチックに変わってしまっているのが残念ですが、小さい子供たちには大人気。
人通り少ないところにありますが、平日も子供たちが遊んでいる姿がある。後楽公園に隣り合わせで「後楽公園少年野球場」があり、学校が休みの日のお昼ご飯時には、この野球場で試合や練習があった少年たちがお弁当を食べる姿もあります。
こちらも地元の児童公園ですが、小石川後楽園に行く途中にあるので、お子様連れの時は寄る時間を考えてあげるとお子様も楽めて良いと思います。
<まとめ>
今回ご紹介したところは、地元の人たちが普段から楽しめるところですが、商用施設が立ち並ぶ後楽園駅周辺にあることで、その価値性が高まるような感じがします。
シビックセンターの展望台は、無料ながらも、「都内で一番良い展望台」とお考えの人もいらっしゃるくらい穴場ですし、児童公園は、遊ぶ時間がないとストレスを感じる子供たちのために利用しやすい位置にあるのが大きいと思います。是非、立ち寄ってください。